2017年5月19日金曜日

維持出来ない今の新車に物思う

全部CAN-BUS上で通信しながら、制御している今の車は、

連携させている制御システムなもんだから、

構成システムのウチ、一つ欠けた場合、もうアカン、、終わる訳だ。

そして制御出来る様になったぞ!電動化するぞ!ってのが流行ってしまった。


ベルトでテンション掛けているから横方向からの力を常時受けて、

寿命が短いメカ駆動の各種ポンプ類、

モーター駆動するから、寿命も延びるし、より細かな制御が出来て、

出力ロスが減って、燃費も向上するジャン!エエトコ取り!

その実、モーターは重いから、小型化!せにゃあならん、、

出力不足するから回転系含めて軽量化せにゃあならん、、、

そこで、LLC耐性向上したアラミド樹脂が出来たそうです!

よぉっっしゃ~!一発成形コストダウン!樹脂化で軽量化!

車も軽いから、燃費は良くなる!環境負荷も下がるし、原価も安くなる!



最初のうちは良かったが、LLCのロングドレイン化で劣化が進行、、

劣化したLLCの攻撃性が上がって、アラミド樹脂を浸蝕・加水分解、、

現在、冷却系のアラミド樹脂部品が、吸排気関連部品まで使用されているから、

ロングドレイン化したLLCは小まめに交換し、

アラミド樹脂部品の劣化・崩壊を防止せんとならんのだが、、

(環境負荷低減の為のロングドレイン化はどうなったんだ?)

電動化で部品価格も上がったし、小型軽量化でぎゅ~っと圧縮したんで、

部品交換だけで、どれだけの部品を一回取り外さねばならんか、、

30年前で、Z32フェアレディ―のプラグ交換は悪夢と化していたが、

今では、オイルフィルター交換ですら、同じレベルの作業になりつつある。


5万とか、5年の目安で、

高湿度・高温の日本で、アラミド樹脂は想定を超えた加水分解が進行し、

樹脂部品崩壊が進行していると、

部品交換に付随する一時取り外し作業で崩壊する部品が一杯になっちまう。

そんな部品が欠品し始め、

対策部品が再生産されていると良いけれど、同一部品だったりすると、

冷却系部品の劣化で冷却性能は低下し、環境温度が上がって居るんだよ。

そんな悪条件下では、加水分解は促進されアラミド樹脂部品の寿命が短くなるから、

今度は2年で、再度大崩壊・部品交換祭りになっちまう。

つまり、アラミド樹脂部品は、LLCのロングドレイン化による劣化推進で、

想定期間を超えると急速に寿命を迎える部品になっているんだ。

自動車会社が自社製品に組み込んだソニータイマーが、アラミド樹脂部品なんだな。

まったく、、ヨーロッパの自動車屋め、、いらんモノ覚えやがって、、、

おめぇら、分かってやがんのか?

ソニータイマーの結果、ソニーは二流になったんだぜ、、

長期間保有が出来るからこそ、減価償却費が圧縮され、高いモンを買えたんだ。

5年で終るのが分かっているなら、高い車を買う奴は居なくなって、

安物しか求めなくなるんだよ、、

今の儲けの源泉である高価格帯車が売れなくなるんだぞ!


5年の延長保証の意味は、

5年で終っちゃうんだから

それ以上は面倒見れません!のシィノニム(同義語)なんだぞ!

マジに、今の外車ディーラーの整備部門は悲鳴を上げている、整備拒否するしかないんだ、、

それに付随する保険関連の書類作業は、もはや悪夢レベルに、、、

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