2018年5月23日水曜日

電気自動車のバッテリー熱管理に物思う

日産は電気自動車を一番売って居るメーカーで、

電機自動車に必要な事象に関する知見は、一番持っている筈だろうが、

知見はあっても、コストカットを優先し、不可欠な装備を廃止しても、

価格のみを優先するという方針を打ち出し、実行し続けて居る感が強い。

哀しいけれど、

それが、初期型リーフのバッテリー寿命であり、

30kwリーフの予想を上回る速度で進行するバッテリー劣化であり、

新型40kwリーフの充電速度制限である。

軽自動車のアイミーブですら、バッテリー冷却装置をエアコンを利用して装備している。

予想通りに電気自動車を生産できないテスラは、冷却水を循環させる事で熱管理、

リーフはバッテリーパックなので熱放散面積が大きく取れるので、冷却装置不要!

という、初期型から連綿と続く冷却装置レスと言う覇道を驀進している。

初期型リーフのバッテリーは容量をフルに使用する上に、

放熱が足らず、急速にバッテリーが劣化する事で有名であり、実際二束三文状態である。

対策済みの24kw後期型でも、バッテリー無償交換に進んだケースが散見される様になったが、

無償交換が増えると大変なのか、日産は今もバッテリー容量の測定確認を拒否し続けて居る。

30kwモデルでも、8年16万キロというグローバルスタンダードのバッテリー保証を打ち出したが、

1万キロ以下でセグ掛けが発生するなど、既にバッテリー交換が行われている模様だ。

そしてモデルチェンジで、40kw新型リーフが出て来たが、

日産も、バッテリー寿命が温度管理で左右されるんだと、広く周知徹底されたんだろう、

冷却装置を導入するかと思ったら、そこはそれ技術の日産改め、コストカットの日産である、

流石の我々の斜め上の、バッテリー温度が上がったら、充電電流量を下げて発熱を押さえるという、

最もコストの掛からない対応を取った模様である。

アメリカでは8年16万キロ保証していたが、日本では5年10万キロの保証だった24kwリーフ、

30kwモデルでグローバルスタンダードな8年16万キロ保証に上がったけれど、

24kwの商用車モデルでは冷却装置を装備したが、40kwモデルでは冷却装置を付けられなかったか、、

実際に44kw急速充電装置で1回目が105Aの充電だったが、2回目は80Aであった、3回目は何Aだったんだろうか?

30分の急速充電という条件下で、55%充電できる場合もあれば、21%しか充電出来ない場合もあるというから、

温度管理して、加熱しない様にする、バッテリー寿命から見れば歓迎できるが、

冷却装置を追加してバッテリー寿命を延ばす方がユーザーフレンドリーだし、

隠しバッテリーを追加して、実容量80%で使用した方がバッテリー寿命は延びるだろう、

だが、日産は充電速度を下げて、急速充電時の過熱を防止するというユーザーに負担を強いる形で対策した様だ。

今度のバッテリーは自信があるという発言が、某所で某氏より耳にしたが、

日産リーフの管理は、バッテリー急速充電は50%までに限定して運用しなければならぬのだから、実質20kwバッテリーと言う事か、、、



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